これまで35年間、ランドローバーやフォルクスワーゲンなど、堅牢なイギリス車やドイツ車ばかりを乗り継いできた筆者。そんな私が、T-Roc(2.0 TDI)からの乗り換えで選んだ「初めてのイタリア車」が、新しく我が家にやってきた1.5L BlueHDi搭載のMPVです。
全高1.8m超えの真四角なボディ。果たして日常使いでの取り回しはどうなのか?納車直後のリアルなレビューとして、毎日の買い物や「いつもの市街地ルート(坂道・カーブ・ガタガタ道)」を実際に走って分かった実力を、忖度なしで徹底解説します!
驚きの事実!2.0Lから1.5Lへのダウンサイジングで実燃費は「+1.6km/L」に

今回の愛車は巨大な真四角のボディ(空気抵抗大)で車重もあるため、「さすがに燃費はT-Rocの時より落ちるだろう」と覚悟していました。
しかし、いざ街乗りを中心に走らせてみると、なんと現在の時点でT-Roc時代よりも実燃費が「1.6km/L」も向上しているではありませんか!具体的な数値で言うと、これまでは街乗りで11.4km/Lだったのが、今は13.0km/Lを叩き出しています。
これは、2.0Lから1.5Lへのダウンサイジングと、ステランティス製最新ディーゼルエンジン&多段ATの恩恵が見事に表れた結果です。「車体はこれだけ大きくなったのに、燃費は以前より良くなる」という、お財布にも優しい最高のエコな一面に、思わずニヤリとしてしまいました。
(以前のT-Rocの維持費については、こちらの記事

でも詳しく解説しています。)
【妻の評価】たった2日でサイズ感を把握!「どこでもスッと停められる」
夫である私以上に、日常のスーパーへの買い物でこの車に乗るのが妻です。全幅1.8m超えの大きな車体を見て最初は不安そうでしたが、たった2日買い物に行っただけで「もう長さも幅も完全に理解した!」と大絶賛。
その最大の理由は「真四角なボディ形状」にあります。T-Rocのような流線型のSUVとは違い、ボンネットの先端や車の四隅(カド)が運転席から一直線に把握できるため、車両感覚が驚くほどつかみやすいのです。
狭いスーパーの駐車場でも「どこにでもスッと停められる」という妻の言葉が、この車の圧倒的な実用性の高さを物語っています。
ドイツ車との決定的な違い。唯一の不満と、最大の感動
いつも走り慣れている「坂道・カーブ・ガタガタ道」が揃った市街地ルートを走ってみて、長年乗ってきたドイツ車との味付けの明確な違いが見えてきました。
【唯一の不満:オートホールド機能がない】
フォルクスワーゲンでは当たり前だった、信号待ちでブレーキから足を離せる「オートホールド」がありません。信号の多い日本の一般道ではずっとブレーキを踏み続ける必要があり、最初は妻も「少し不便」と漏らしていました。ドイツ車からの乗り換え組は要注意のポイントです。
【最大の感動:柔らかくキビキビ動く軽快さ!】
ドイツ車特有の「地面に張り付くようなどっしり感」とは対極の味付けです。大きな見た目に反してステアリングが軽く、荒れた路面や段差をフワリと優しくいなしてくれます。
大きなバンを運転している感覚はなく、まるでスニーカーを履いて軽快に歩き出すような「陽気なキビキビ感」があり、毎日の運転を本当に楽しくしてくれます。
T-Rocと新愛車、同じ荷物を積んで積載量を比較してみた
最後に、私がMPVに乗り換えた最大の理由である「積載量」のテストです。日常の買い物や遊びのギアを想定して、T-Rocと新しい愛車に同じ荷物を積んでみました。

写真を見れば一目瞭然ですね。T-Roc(左)は荷物がリアゲートいっぱいに迫り限界ギリギリですが、新しい愛車(右)はトノカバーの下にまだ広大な空間が余っています。
さらに、頑丈なトノカバーの上にも余裕で荷物が積めるという、まさに圧倒的な「四角い空間」の力を見せつけられました。
まとめ:日常を「遊び」に変える最高の相棒
初めてのイタリア車、しかも大きなMPVという挑戦でしたが、「運転のしやすさ」「燃費の良さ」「圧倒的な広さ」のすべてにおいて、想像を遥かに超える満足度でした。オートホールドがない等の小さな不満を補って余りある、陽気で懐の深い車です。


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